台湾爆発事故はなぜ起こったのか？「動画・画像あり」

台湾のイベント会場で起こった爆発事故はトウモロコシから作られた粉末が原因と判明しました。



しかし今世界的にその粉末を使ったイベントがブームになっています。


今まで起こらなかったのはラッキーだったのでしょうか？


今回の台湾のイベント会場ではなぜ突然爆発が起こってしまったのでしょうか？


時系列で見ていきましょう。


イベントで盛り上がる観客。


緑色の粉末が噴出された瞬間、炎が上がった。


そして数秒後、爆発音と同時に再び炎が会場を包み、悲鳴が上がった。


炎があっという間に会場を包む中、逃げ惑う観客の影が映し出されていた。


事故発生後の様子を、携帯電話で撮影した映像も残されていた。


という状態でした。


爆発の現場にいた人によると


「パンという大きな音が鳴って、とにかく熱かったから、みんな散り散りに逃げた。流れるプールに飛び込んだ人もいた」、「みんながばーっと逃げた時に、髪の毛が焦げるにおいがした」と話していました。


事故が起こったのは、台湾のウォーターアミューズメント施設「八仙水上楽園」。




何故炎は一気に燃え広がったのか？

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火災科学者の鈴木弘昭理学博士は、「粉じん爆発が考えられると思います」と語った。


粉じん爆発とは、小さな粉状のものが、空気中に大量に浮遊した状態で引火すると、爆発的に燃え広がる現象をいう



絶対に真似をしないでほしいのですが、事故現場で使われていたのと同じ、トウモロコシから作られた粉で検証を行ったところ、小さじ一杯のトウモロコシの粉をまんべんなく広げて着火すると、一瞬で爆発が起こります。


この状況があのイベント会場で起こったのだといいます。


鈴木理学博士は、「食べられるもの、あるいは燃えるものを粉にすれば、何でも爆発する」とも語っています。


こわいですね。


粒の1粒が大きいと、燃え広がるのに時間がかかるが、粒が小さいと、一気に燃えるため、次々に火が広がっていくと言うことです。


この観客の中には日本人女性も２人含まれており、足などに重いやけどを負い現在入院中だそうです。


イベント責任者は今回の事故について、「謝りたい。申し訳ありませんでした」と、土下座をして謝罪しています。


今回の事故を受け、日本でカラーパウダーを使ったイベントを主催しているローソンHMVエンタテイメントでは、7月以降に、北海道と富山で予定していたイベントの参加者募集を一時停止し、第3者検査機関で調査を行い、安全性について再度判断するとしているそうです。


しばらくカラーパウダーのイベントはなくなりそうですね。





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タグ：台湾爆発事故